睨み合う金田一とゴロンボ。

ゴロンボ　「孫の方が有名なクセに」

金田一　  「あーあー、言ったな！　それを言うならあなただって、日本のドラマに
            パクられてるじゃないですか。［田村正和調で笑う］ふーふーふふふ」

ゴロンボ　「それこそいい迷惑です」

金田一　  「だいたい、ロス市警のクセになんで日本語喋ってるんだッ」

ゴロンボ　「吹き替えの方に頑張っていただいてますから」

金田一　  「意味がわからない！」

                                                       vol.25『航海綺譚』より

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平成18年1月15日版 <創刊号>
 

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                           『僕は誤解している』
 

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 文字数等の関係で本メルマガを最後まで読めない方、こちらにアクセスしてみてください。
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ーー目次ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◎リレー・エッセイ　今石千秋「僕は誤解している（第１話）」
◎1/25水曜チケット発売！　特別企画公演『選ばれなかった男』
◎次週公演　西薗優／キム木村　客演情報
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こんにちは！

メルマガZIPS編集のさかいです。


寒い日が続いていますが皆様お元気でお過ごしですか？

さかいは東京に暮らして17年になりますが、今年の冬はその中でも一番寒いんじゃないか？と日々感じていたところが、先日テレビで流れていたニュースでびっくり！

気象庁の発表によると先月１２月の東京の月平均気温は、1946年以来観測史上最低だったそうです。

ここ60年でベスト（ワースト？）ワン！？

そりゃ寒かった訳だ。。。
このメルマガ読者のほとんどの皆さんは関東にお住まいだと思いますが、珍しい経験をしているのですよね。

ただ、日々の生活への影響という意味では日本海側など豪雪地帯にお住まいの方の比ではないでしょうね。
読者さんの中にはそんな遠方の方もいらっしゃるのでしょうか？
もしいらしたら、お見舞い申し上げます。


さて、寒さにめげず、劇団も役者もそれぞれに2006年のスタートを切ります！

そして、メルマガは…、
まずは連載の第一弾！

団員によるリレーエッセイ、初登場はやはりこの人！
しゅさい・今石千秋であります！！

♪ツンテケ　テン　テン　テン…♪（お囃子のつもり）

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☆★☆　リレー・エッセイ♯１　
  　　　しゅさい・今石千秋　
    「僕は誤解している（第１話）」 ☆★☆
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きっかけは、一本の電話からだった。


相手は、昔なじみで今は静岡県在住のＦ子（仮称）。
ひところは東京に住んでいて、一緒に芝居をやったコトもある。
どうでもいいことだが（ホントは全然どうでもよくないが）これが結構、カワイイ。

「あのぉ。今度の日曜日にぃ、東京のビッグサイトってトコに行くんですけどぉ……」

電話の向こうで一瞬、間があった。
幸運な予感に震えるワタシ。
うんうん、それでそれで？

「よかったら……案内してくれません？」

うんうん、してあげる。ビッグだろうがスモールだろうがどこまでもご案内しちゃうよ……なんて答えた日には下心見え見えなので「えーっと、そうだねぇ。俺も忙しいんだけど」なんて余裕かましたフリしながら、頭の中では強引にその日の予定をこじ開ける算段をしているのだった。

「まあ、なんとか都合つけるよ」

「嬉しいですぅ！　楽しみにしてます！」

電話を切ってからガッツポーズしたのは言うまでもない。
なんだよ、俺もまだまだイケてるじゃん！ハッキリ言って、下心なんて、アリアリなのである。


久しぶりの再会……あの頃よりも大人になって、綺麗になったＦ子（妄想）。
遠い過去を懐かしむように、急速に接近する二人。
いつしか……互いの傷をなめあうように、二人は都会の夜の闇に消えていく……


ワタシの頭の中で、既にそこまでのストーリーは出来上がっていた。

ただひとつ、気がかりだったのはＦ子が言ってた『東京ビッグサイト』のこと。
いきなりＦ子を夜の闇に連れ込むのは……いくらなんでもあんまりだから、とりあえずそこには行かずばなるまい。
しかしワタシ、そんな妙な名前の場所には行ったコトがないのだった。


今にして思えば、それがそもそもの過ちの始まりだったのだ。


翌日、早速稽古場で劇団員から情報収拾するコトにした。

「東京ビッグサイトってどこにあるの？」

正直に尋ねた私に、団員のＳは露骨にバカにした顔で「そんなコトも知らないんですか」と言った。
分かりきったコト聞くんじゃないよ。知らないから聞いてるんじゃないか。

「『ゆりかもめ』で行けばすぐですよ」

さんざんバカにした後でＳが教えてくれた。

「ゆりかもめ……って、どこから出てるの？」

「新橋ですけど」

「新橋からどうやって行くの？ その、ゆりかもめの乗り場まで」

「駅に案内板が出てるからすぐ分かりますよ」

いささかうんざりした顔でＳが言った。

そう言えば……聞いたコトがある。
確かうちの照明さんが『ゆりかもめ』に乗って仕事場まで通ってると言ってたな。『ゆりかもめ』で通勤なんてオシャレじゃーん、と思った覚えがある。


（なかなかいいじゃないの）

と、思いましたね。『ゆりかもめ』に乗って東京湾をランデブー。
事前のムード盛り上げには最高じゃないですか。
私の脳裏に、Ｆ子と二人で潮風に吹かれながらカモメを見上げている情景がありありと浮かんできた。


嗚呼、バカですねぇ、オトコって。
思えばこの時、ワタシは既に取り返しのつかない『誤解』をしていたのだが……
何をどう誤解していたか分かります？

待て、次号。（今石）


さて、このエッセイ、次号に続きますが、ここまで読んだところで『誤解』の内容が分かってしまった方いらっしゃいますか？

ぜひぜひメルマガZIPS編集部までご一報下さい。

正解の場合、あるいは正解でなくとも面白いオチを作ってくださった場合には本メルマガにて紹介させていただきます。

ご応募お待ちしております。（さかい）


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☆★☆　１月25日水曜　チケット発売開始！　
        特別企画公演『選ばれなかった男』　☆★☆
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　プロデューサー・村上健司よりのご挨拶

「寒い日が続いてますがいかがお過ごしでしょうか？

　今回２月の特別公演をプロデュースさせていただく、
　ムラケンこと村上健司です。

　今年はジパングステージ勝負の年！
　役者のレベルアップなくして成功はなしと言うことで、今回の企画となりました。

（詳しい経緯は「ムラケンのブログ」に掲載してます　http://muraken.seesaa.net/　）
　普段の公演とは少し違うジパングを楽しんでいただければと思います。

　また普段の小屋よりも舞台までが近いので、役者の汗や息遣いも楽しめます(^^;)

　皆様のご来場心よりお待ちしております！」


◎ZIPANGU Stage特別企画／村上健司プロデュース公演
 
『選ばれなかった男』
 
※2006年１月25日（水）より、チケット予約・前売り開始！
 
料金（全席自由・日時指定券）
前売り　２０００円　（当日２３００円）
 
ご予約とお問い合わせ
劇団事務所　042-405-3030
当日受付　090-7425-7629（2/16〜19のみ)
 
チケットのご予約はメールでも受け付けております。
件名に『チケット予約』と明記の上、
お名前(フルネームで)、ご希望日時、枚数
を書いてお送りください。
メールの宛て先 ⇒ zipangustage@jcom.home.ne.jp
 
なお、公演情報、ご予約についての詳細は
⇒http://members.jcom.home.ne.jp/zipangustage/zipangu/nextplay/Nextplay-muraken01.htm
 


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☆★☆　本番！　                  
        西園優／キム木村　客演情報　☆★☆
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来週後半、よろしかったらジパングとはひと味違う二人を見に行ってやってください。

なお、ファルスシアターはジパングの盟友劇団。
シチュエーションコメディがお好きな方には強力おススメです。

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☆☆☆西園優☆☆☆
 
ファルスシアター第八回公演『キャッシュ・オン・デリバリー』
 
２００６．１月１９日(木)〜１月２２日(日)
場所・シアター風姿花伝０３-３９５４-３３５５
 
作：マイケル・クーニー
訳：小田島恒志
演出：遠藤隆之介
 
☆キャスト
緒方健児(イキウメ)／五十嵐雅史／西薗優(ＺＩＰＡＮＧＵ Ｓｔａｇｅ)／杉森雅也(水性音楽)／間中富
之／斎藤美智子／杉浦舞／ライナス毛布／加藤ミオ／Ａ渡辺トオル(Ｗキャスト)／Ｂ石山篤
史(Ｗキャスト)
 

「“罪が嘘を呼び、嘘が笑いを呼ぶ”
エリック・スワンは一見ごく真面目なロンドン市民。
しかし、実は彼は様々な架空の同居人を作っては、国から送られてくる手当て金だけで生活している天性の詐欺師だった！
ある日、ついに役所から調査官がやってきた！　
そしてついには彼の奥さんや同居人も巻き込んでの大騒動に…！
レイ・クーニーの息子マイケル・クーニーの傑作シチュエーションコメディ、ご期待ください！（チラシより転載）」

ファルスシアターHP
⇒　http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Studio/7597/

 
西園優
⇒　http://members.jcom.home.ne.jp/zipangustage/zipangu/Actor&Actres/Actor&Actres01.html