ZIPANGU Stage vol.25 "Koukai kitan"

2005’11/3(thu)〜6(sun) 
恵比寿・エコー劇場
  


ZIPANGU Stage vol.25

航海綺譚
〜海に浮かぶミステリー〜


A romantic comedy on the sea


  豪華客船、プリンセス・メアリー号航海中。
 
  船上に集う人々を突如、殺人事件が襲う!
  偶然乗り合わせた名探偵・金田一耕作は、
  盟友ゴロンボ警部と共に
  果たして事件を解決できるのか……

  実はこれ、船内で上演される
  ミステリークルーズ劇の一幕なのだが、
  その最中、ホンモノの怪事件が……

  ロマンの風吹く海の孤城に巻き起こる、
  ハチャメチャに楽しく
  ミステリーな一夜の物語……



CAST

新田正継
滝沢久美
キム木村
西薗優
村上健司
平野ともえ
宮本ゆるみ
杉岡愛子
粕谷大介
中里圭太
  ・
斉藤いさお
中村だいぞう(ニューロン5)
イン・ナギン(友情出演)
  ・
菊池敏弘


STAFF

作・演出
今石千秋

演出助手

井上史浩

舞台監督
稲毛健一郎

舞台美術
奥天芳明
 /(有)オーズプロジェクト

照明
猿谷香織
 /(有)SPC

音響
田島誠治
飯田彰子
 /SoundGimmick

宣伝美術
前田明洋

チラシ画
久原大河

小道具協力
松下由紀

衣装協力
菅野敦子

当日運営
三村里奈/MR co.








[ストーリー]

舞台は、豪華客船『プリンセス・メアリー』号のデッキ。
海に浮かぶ孤城で、殺人事件が発生!
偶然乗り合わせた、金田一耕作、刑事ゴロンボらが
事件究明に乗り出すのだが……


実はこれ、船上で行われるミステリー劇の一幕。
ところが、そのリハーサル現場で、船会社のお偉いさんが劇にクレームをつけ始めた。劇の上演は今夜なのに、突如、主演女優の交代を迫られたから……さあ、タイヘン。


そこに突如現れた、謎の女。
この人、日本語を全く喋れない東南アジアのお方なのだが、なんの因果か、主演女優をやることに。伝わらぬ言葉に悪戦苦闘しながら今夜の芝居に備える劇団員たち。そこに……


船上の物入れの中から、両手両足を縛られた中年女性が発見される。実はこの人、東南アジアの某王国のお姫様の付き人。つまりは……
さっきの謎の女の正体は、誘拐されたホンモノのお姫様だった!?


かくして、お姫様を乗せたまま、プリンセス・メアリー号は一路香港へ。
劇の行方は? はたまた、お姫様を誘拐した犯人の正体やいかに……



  これまでにないスケールの大きな娯楽大作に挑戦しました。劇団としては珍しい、4幕モノで、横浜から香港までの4日間の船旅を描いています。ホリゾントに星明りや夕暮れ明かりをふんだんに使った、演出効果が売りのお芝居でもありました。

 もうひとつのウリが、全編にわたって出てくる架空の言葉、カンロ語。通訳付きのお芝居や、通訳付きの恋愛、はたまた通訳付きの乱闘シーンなどなど、お客様の爆笑を誘っていました。

 宮本ゆるみ、初の主演。ほとんど全てのセリフがカンロ語という難しい役所を、ほぼ完璧に演じてくれました。……って、いうか、この人、普段から日本人には見えないです。ハッキリ言って。

 また、久々参加の菊池敏弘が、うちでは初めて主演しました。ストーリーラインの中心に立ちながらも、随所には彼独自の芸が散りばめられて、独特の存在感を発揮していたと思います。

 杉岡愛子、粕谷大介(後に改名して、はなたろう)入団。次の世代の光りを感じたお芝居でもありました。



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