ZIPANGU Stage vol.38 "My 4 Red Hot Uncles" |
萬劇場提携 ZIPANGU Stage vol.38 亡き祖父の法要の日に
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CAST 新田正継
滝沢久美 佐土原正紀 村上健司 宮本ゆるみ 世古新 石牧孟 米田京平 ・ 矢吹ジャンプ(ファルスシアター) 松本淳 澤木さやか 森山あゆみ(ゆーりんプロ) 林まりえ 長野耕士 ・ 吉野瑠奈 イ・ナギン 20周年記念・アフタートークゲスト (開催順・敬称略) 村上晃一(ラグビージャーナリスト) 阿久根健司(Jリーグ・FC東京社長) 立川談修(落語家・立川流真打) 遠藤隆之介(ファルスシアター主宰) STAFF 作・演出 今石千秋 演出補 井上史浩 照明 猿谷香織 /(有)SPC 音響 田島誠治 / SoundGimmick 舞台美術 鎌田朋子 舞台監督 稲毛健一郎 宣伝美術 久原大河 松下由紀 当日運営 三村里奈 /MR.co 制作 ZIPANGU Stage制作部
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[ストーリー] 亡き祖父の13回忌の法要に、久々に集った、父の4兄弟と、いとこたち。 主人公の雅彦は、実はいとこの和海と恋仲になっていて、いとこ同士ながらも結婚を望んでいるのだが、あいにく二人の父親同士は兄弟のクセに犬猿の仲なのだった。 なんとか二人の結婚を認めてもらおうと奮闘するいとこたちなのだが、オジさんが大の苦手で、父や叔父さんを恐怖する雅彦は、咄嗟に嘘ばかりついてしまい、事態はより深刻に…… しかも、こんな日に限って、遺産相続の問題で喧嘩を始める叔父さんたち。結婚を認めてもらうためには、遺産問題を解決して、4兄弟を仲直りさせるしか方法がなくなるのだが…… そこに突然、自らを祖父の隠し子と名乗る、第五のオジさんが登場したから、さあタイヘン。 法事の最中に進む、遺産騒動と結婚問題。果たして、事態は思いがけない方向に…… 劇団創設20周年記念公演と銘打つお芝居は、あたかも『お笑いお茶の間劇場』のような、軽妙で人情噺的な世界観を、ど直球のシチュエーション・コメディに描いてみました。ある意味、最もうちらしい、スタンダードなコメディ作品です。 見どころは、4人(5人)のオジさんたち。それぞれに典型的なオジさん気質を持ちながら、かつ4兄弟の中での、兄−弟という関係性にそれぞれ悩みを持つオジさんたち。ストーリ−自体は、ものすごいオジさんたちに翻弄される、いとこ達を軸に進みますが、実はオハナシの中心にいるのは常にオジさんたちで、これはうちが20年培ってきた、オジさんキャラの集大成みたいな作品なのです。 米田京平、初の本公演出演にしてなんと、主役。大柄なクセにどこか気弱で情けない主人公を見事に演じてくれました。その従兄弟役を演じた、世古新や石牧孟も、それぞれ味のあるキャラクターで場内に沢山の笑いを誘っていました。劇団も、新人たちの新しい時代になるのかな、と。20周年の舞台は、そんな予感の色濃い公演になりました。 毎日ソワレ終了後には、劇団にゆかり深いゲストをお招きしての、アフタートークイベントも開催され、ものすごいゲスト陣のお蔭で、こちらもご参加いただいたお客様から大変な好評をいただきました。 本当にいろんな人に助けられながら……またこの先も30周年40周年めざして、劇団員一同、よりいっそうコメディの道、演劇の道を邁進していきたいと思っています。 |